外壁・付帯部の部位名称16選|幕板・笠木など塗装用語を徹底解説

外壁幕板

外壁塗装の見積書を見て、「幕板って何?」「笠木の塗装も必要なの?」と疑問に思ったことはありませんか。
外壁・付帯部には多くの部位があり、それぞれが建物の機能性と美観を支える重要な役割を担っています。

外壁本体だけでなく、付帯部の塗装も建物全体の美しさと耐久性を保つために欠かせません。
これらの部位名称を理解することで、見積書の内容を正確に把握し、本当に必要な工事かどうかを判断できるようになります。

外壁・付帯部の部位名称16選

外壁や付帯部の部位は建物の美観と機能性に重要な役割を果たします。

外壁(がいへき)

建物の主要な壁面部分で、サイディング、モルタル、ALCなどがあります。
塗装面積の大部分を占め、住宅を雨風や紫外線から守る重要な役割があります。
材質に応じた下塗り塗料の選択が品質を左右する重要な部位です。

幕板(まくいた)

1階と2階の境界に取り付けられる横長の板材です。
「帯板(おびいた)」「胴差(どうざし)」とも呼ばれ、装飾的な役割があります。
雨水が溜まりやすい構造のため劣化しやすく、定期的な塗装が必要です。

庇(ひさし)

外壁ひさし
外壁ひさし

玄関や窓の上部に設置される小さな屋根状の部材です。
「霧除け(きりよけ)」とも呼ばれ、雨や日差しを遮る役割があります。
小さな屋根として考えられるため、防水性を重視した塗装が重要です。

水切り(みずきり)

水切り
水切り

基礎と外壁の境界に設置される金属製の仕切り板です。
雨水の基礎への浸入を防ぐ重要な役割があり、シロアリ侵入防止にも寄与します。
金属製のため錆が発生しやすく、定期的な塗装で保護が必要な部位です。

笠木(かさぎ)

笠木
笠木

バルコニーの手すりや塀の上部を覆う板状の部材です。
雨水の浸入を防ぐ重要な役割がありますが、継ぎ目から雨水が侵入しやすい構造です。
金属製、コンクリート製、木製など材質に応じた適切な塗装が必要です。

バルコニー防水

バルコニーやベランダの床面に施される防水処理のことです。
FRP防水、ウレタン防水、シート防水などの工法があります。
通常の塗装とは異なる専門工事で、トップコートの塗り替えが定期的に必要です。

ルーフバルコニー

マンションなどで下階の屋根部分を利用したバルコニーのことです。
屋根がない開放的な構造で、防水工事が特に重要な部位になります。
床面の防水層とトップコートの両方のメンテナンスが必要です。

シャッターボックス

窓のシャッターが収納される上部の箱状の部分です。
面積が大きく目立ちやすいため、美観上重要な塗装対象です。
動作に支障がないよう、塗料の選択と塗装方法に注意が必要な部位です。

配管(はいかん)

給水管、排水管、ガス管などの建物外部に露出している配管類です。
機能に影響しないよう注意が必要ですが、美観統一のため塗装されることがあります。
材質や用途を確認してから適切な塗料を選択する必要があります。

縦目地コーキング打ち替え(たてもくじこーきんぐうちかえ)

サイディングボードの縦の継ぎ目部分のシーリング材交換工事です。
劣化したコーキングを除去し、新しいシーリング材を充填する作業です。
外壁塗装と同時に行うことで、建物の防水性能を向上させることができます。

サッシ周りコーキング増し打ち(さっししゅうりこーきんぐましうち)

窓やドアなどのサッシ周辺部分に、既存のコーキング材の上から新しいコーキング材を充填する工事です。
構造上の問題で撤去が困難な場合や、防水紙を傷つけるリスクを避けるため増し打ちが選択されます。
「サッシ廻りコーキング補修」として見積書に記載されることが多くあります。

戸袋(とぶくろ)

雨戸を開閉する際に扉が収納される箱状のスペースです。
雨戸と一体的に塗装されることが多く、細かい部材が多いため塗装に手間がかかります。
錆落としや隙間の塗り忘れに注意が必要な部位です。

入隅・出隅(いりずみ・でずみ)

外壁の面と面が合わさった部分で、内側に凹んだ角を「入隅」、外側に出っ張った角を「出隅」と呼びます。
雨水が集中しやすく、クラックが入りやすい箇所でもあります。
見積書では角部の補強材や特殊な塗装工程として計上されることがあります。

面格子(めんこうし)

窓の外側に設置される格子状の部材で、防犯や目隠しの役割があります。
縦格子、横格子、装飾格子など様々な形状があります。
細かい部材が多いため、塗装には手間がかかる部位の一つです。

濡れ縁(ぬれえん)

和風住宅の縁側部分で、屋外に面した板張りの通路です。
雨に濡れることから「濡れ縁」と呼ばれ、木製の場合は定期的な塗装が必要です。
防腐・防虫効果のある塗料での保護が重要な部位でもあります。

専門家からのアドバイス
外壁・付帯部の塗装は建物全体の美観を左右します。外壁本体だけでなく、幕板や笠木などの付帯部も一緒にメンテナンスすることで、統一感のある美しい仕上がりが実現できます。

外壁・付帯部の部位名称を理解することで、見積書の内容がより明確になり、適切な工事計画を立てることができます。
これらの部位は建物の機能性と美観の両方に関わるため、定期的なメンテナンスを心がけることが大切です。

外壁・付帯部の塗装について詳しく相談したい方は、豊富な経験を持つ専門業者への相談をお勧めします。
茅ヶ崎での外壁塗装は、ハーモニーホームにお任せください。

📞📝💬 お問い合わせはこちら