外壁塗装を検討されている方の中で、
「現地調査の時は家にいなければいけないの?」
「何か準備しておくものはあるの?」
と気になっている方も多いのではないでしょうか。
せっかく業者に調査を依頼するなら、スムーズに進めて正確な見積もりを出してもらいたいですよね。
現地調査は外壁塗装工事の成功を左右する重要な工程ですので、事前にポイントを押さえておくことが大切になってきます。
現地調査時の在宅について
お客様のご希望や家の状況によって決まります
外壁塗装の現地調査における在宅の必要性は、お客様のご希望や建物の状況によって変わります。
一概に「必ず在宅が必要」というわけではありませんので、まずは業者と相談して最適な方法を決めることが大切です。
在宅していただくメリットとしては、気になる箇所を直接お聞きできることや、調査結果をその場で軽くご説明できることが挙げられます。
また、業者の対応を直接確認できるため、信頼できる業者かどうかを判断する良い機会にもなります。
外回りだけの調査なら不在でも対応可能
外壁の外側部分だけの調査であれば、多くの業者が施主不在でも対応してくれます。
事前に調査範囲や方法について相談しておけば、お仕事でお忙しい方でも現地調査を進めることができるでしょう。
不在・在宅にかかわらず、後日詳しい調査報告書と見積書をお持ちして、詳細なご説明をいたします。
バルコニー内部の確認には在宅が必要
バルコニーの内側の壁や防水の詳細を確認する場合は、室内からバルコニーに出る必要があるため、必ず在宅していただく必要があります。
バルコニーがある住宅では、この点を考慮して調査日程を決めましょう。
バルコニーの防水は建物の保護において非常に重要な部分ですので、詳細な確認が必要な場合は時間を確保していただくことをおすすめします。
調査時間の目安
現地調査にかかる時間は、一般的な住宅で30分から2時間程度です。
建物の規模や劣化状況、調査範囲によって前後します。
事前に準備していただけると助かるもの
以下の資料は、調査の補足として参考になりますが、お手元にない場合でも現地調査と見積もり作成は十分可能ですので、ご安心ください。
建物の図面(立面図・平面図)
建物の立面図と平面図をお持ちでしたら、ご用意いただけますでしょうか。
・平面図:各階を上から見た間取り図
・立面図:建物を横から見た図
図面は新築時に受け取った場合や、中古住宅購入時に引き継がれている場合があります。
外壁・屋根材の資料
お家に使用されている外壁材や屋根材、付帯部の資料をお持ちでしたら、ご用意ください。
・建築時の仕様書
・住宅の取扱説明書
・メーカーのカタログ
・建材のサンプル
これらの資料がない場合でも、現地で材質を確認して適切な塗料や施工方法をご提案いたします。
前回の塗装に関する資料
塗装が2回目以降の場合で、以下のような資料をお持ちでしたらご用意ください。
・前回使用した塗料名や仕様書
・施工業者からもらった工事完了報告書
・保証書や施工写真
・工事を行った時期
前回の塗装情報がない場合でも、現地で塗装状況を確認して適切な下地処理や塗料選定を行います。
気になる箇所のメモ
普段生活していて気になっている箇所があれば、事前にメモしておくと調査時にお伝えしやすくなります。
・ひび割れや汚れが気になる場所
・雨漏りの跡がある箇所
・色褪せが目立つ部分
・以前から気になっていた劣化箇所
現地調査当日の流れ
ご要望のお聞き取り
調査開始時に、お客様から気になる箇所や塗装のご要望についてお聞きします。
特に重点的に確認したい箇所があれば、お教えください。
建物の調査
業者が建物の外周を回りながら、以下の項目を調査します。
・外壁材の種類と劣化状況
・塗膜の状態(チョーキング、剥がれ、ひび割れ)
・屋根の状態
・雨樋や破風板などの付帯部
・コーキングの劣化状況
お客様には最初に気になる箇所をご案内いただき、その後は業者が調査を進めます。
その間は他の用事をしていただいて構いません。
足場設置の検討
外壁塗装には基本的に足場の設置が必要になります。敷地の状況を確認し、足場が設置可能かどうか、また設置方法について検討します。
・敷地の広さと形状
・隣家との距離
・道路からの距離
・電線や障害物の有無
周辺環境の確認
工事中の近隣への影響を最小限に抑えるため、周辺環境についても確認します。
・近隣住宅との距離
・洗濯物干しの状況
・駐車場の位置
・交通量や時間帯
調査後の対応
調査結果の簡単なご報告
調査完了後、現地で確認した内容についてご報告いたします。
特に気になる劣化箇所や緊急性のある問題があれば、その場でお伝えします。
詳細な調査内容については、後日調査報告書にまとめてお渡しいたします。
見積もり作成と詳細説明
現地調査の結果をもとに、正式な見積もりを作成します。
一般的には調査から数日から1週間程度で、調査報告書と見積書をお持ちして詳細なご説明にお伺いします。
その際に、劣化の程度や必要な工事内容、工期などについて、わかりやすくご説明いたします。
よくある質問
Q. 準備した資料は必ず必要ですか?
A. いえ、前述の資料はすべて「あれば調査の参考になる」程度のものです。
資料がなくても現地調査と見積もり作成は十分可能ですので、ご安心ください。
無理に探していただく必要はありません。お手元にあるものだけで十分です。
Q. 業者はどんな点を確認すればよいですか?
A. 現地調査時には、以下の点を確認してみてください。
・説明がわかりやすく丁寧か
・質問に対して適切に答えてくれるか
・お客様の要望をしっかりと聞き取ってくれるか
・調査内容について適切に報告してくれるか
これらの対応を見ることで、実際の工事でも安心して任せられる業者かどうか判断できるでしょう。
複数業者に依頼してもよいですか?
現地調査は基本的に無料で行ってくれる業者がほとんどです。
適正な価格で質の高い工事を受けるためにも、複数の業者に現地調査を依頼し、見積もりを比較検討することをおすすめします。
外壁塗装の現地調査は、工事の成功を左右する重要な工程です。
お客様のご都合に合わせて最適な調査方法を選択し、当日はリラックスしてお任せください。
分からないことがあれば、遠慮なく業者に相談して、納得のいく塗装工事を実現させてください。