屋根上部の部位名称8選|大棟・棟板金など見積書用語を詳しく解説

屋根全景名称

外壁・屋根塗装の見積書を見て、「大棟って何?」「タスペーサーって聞いたことがない」と感じたことはありませんか。
屋根上部の部位は普段目にすることが少ないため、専門用語に戸惑う方が多くいらっしゃいます。

屋根上部は建物の最も高い位置にあり、風雨や紫外線の影響を最も受けやすい重要な箇所です。
これらの部位名称を理解することで、見積書の内容を正確に把握し、適切なメンテナンス計画を立てることができます。

屋根上部の部位名称8選

建物の最も高い位置にある屋根上部から順番に、重要な部位名称をご紹介します。

大棟(おおむね)

屋根の最上部にある水平な棟のことで、屋根面同士が交差する最も高い部分です。
「主棟」「棟」とも呼ばれ、雨水の浸入を防ぐため棟板金や棟瓦で覆われています。
建物の中で最も風の影響を受けやすく、台風時には被害が多く見られる重要な部位です。

隅棟(すみむね)・下り棟(くだりむね)

寄棟屋根や入母屋屋根で、大棟から四方の軒先に向かって斜めに下る棟のことです。
「下り棟」とも呼ばれ、屋根の高い部分から見ると下っているためこの名前が付きました。
方形屋根では大棟の両端から4本の隅棟が延びる構造になっています。

棟板金(むねばんきん)

棟部分を覆う金属製のカバーで、スレート屋根や金属屋根に設置されます。
内部の貫板に固定されており、強風による飛散を防ぐため定期的な点検が必要です。
錆や釘の浮きが発生すると雨漏りの原因となる重要な部位でもあります。

屋根面(やねめん)

屋根材が施工されている主要な面で、スレート、金属屋根、瓦などの材質があります。
塗装面積の大部分を占め、見積書では屋根材の種類と面積が明記されます。
材質によって塗装の可否が決まるため、事前の確認が重要な部位です。

雪止め(ゆきどめ)

雪止め
雪止め

屋根に取り付けられた小さな金属製の部材で、積雪時の雪の滑落を防ぎます。
個数が多いため、見積書では「一式」として計上されることが多くあります。
金属製のため錆が発生しやすく、定期的な塗装で保護が必要です。

タスペーサー

タスペーサー
タスペーサー

スレート屋根の塗装時に重要な役割を果たす部材です。
屋根材の重なり部分に挿入し、塗料で隙間が塞がることを防ぎます。
見積書に記載されていない場合は雨漏りリスクがあるため、必ず確認が必要です。

天窓(てんまど)

屋根に設置された窓で、「トップライト」とも呼ばれます。
室内への採光や換気を目的としており、周辺の防水処理が重要です。
雨漏りリスクが高い箇所のため、慎重な施工が求められる部位です。

大屋根(おおやね)・下屋根(げやね)

建物の主要な屋根を「大屋根」、玄関や増築部分の小さな屋根を「下屋根」と呼びます。
それぞれ独立した屋根として塗装面積が計算されることが多くあります。
下屋根は雨水が集中しやすく、防水性の確保が特に重要な部位です。

専門家からのアドバイス
屋根上部の部位は建物の最も重要な防水ラインです。特に棟板金や大棟周辺は台風などの強風で被害を受けやすいため、定期的な点検とメンテナンスを心がけましょう。

屋根上部の部位名称を理解することで、見積書の内容をより正確に把握できるようになります。
これらの部位は建物を雨風から守る重要な役割を担っているため、適切なメンテナンス計画を立てることが大切です。

屋根上部の塗装や点検について詳しく知りたい方は、経験豊富な専門業者への相談をお勧めします。
茅ヶ崎での屋根塗装は、ハーモニーホームにお任せください。

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