形状で変わるポスト交換工事の内容と費用

塀 ポスト

【目次】

お住まいのポスト、蓋が壊れて雨が入ってしまうようなことはありませんか。
郵便物が濡れてしまうだけでなく、開け閉めがしづらくなったり、鍵の調子が悪くなったりすることもあります。

ポストの交換工事は、形状によって費用も工事内容も大きく変わります。
特に壁掛け型の場合、外壁塗装などの工事と一緒に行えば、費用を抑えられる場合もあります。

ポスト交換を検討するタイミング

ポストの交換を考えるタイミングは、いくつかあります。

蓋が壊れて雨が入る状態は、早めの対応が必要です。
郵便物が濡れてしまうだけでなく、本体内部に水が溜まることで錆が進行し、さらに劣化が早まります。

扉の開閉がスムーズにできなくなったり、鍵がかかりにくくなったりした場合も、部品の劣化が進んでいるサインです。
本体に錆や傷が目立つようになると、見た目の問題だけでなく、防水性能も低下していきます。

茅ヶ崎での事例
海に近い茅ヶ崎市では、潮風の影響でポストの劣化が早く進みます。
金属部分の錆、特に鍵部分や蝶番の動きが悪くなるケースが多く見られます。
ステンレス製でも完全に錆びないわけではありませんので、定期的な状態確認をおすすめします。

防犯面での不安から、鍵付きポストへの交換を希望される方も増えています。
また、外壁塗装や外構工事のタイミングで、住宅全体の雰囲気に合わせてポストも新しくされる方もいらっしゃいます。

ポストの形状と特徴

ポストには大きく分けて3つのタイプがあります。

壁掛け型ポスト

壁 ポスト

外壁や門柱、塀などにビスで固定するタイプです。
本体の裏側に取り付け穴があり、そこにビスを通して壁に固定します。

設置が比較的簡単で、デザインの種類も豊富です。
交換する際も、古いポストを外して新しいものを取り付けるだけなので、他のタイプより工事がシンプルです。

埋め込み型ポスト

塀 ポスト

壁やブロック塀に埋め込まれているタイプです。
外側から投函して、室内側や裏側から取り出す構造になっているものが多く見られます。

外観がすっきりと見えるメリットがありますが、交換時には周囲のモルタルやコーキングを削る必要があります。
埋め込まれて固定されているため、取り外しに手間がかかります。

独立型(ポール型)ポスト

支柱 ポスト

支柱で自立しているタイプです。
地面に支柱を設置し、そこにポスト本体を取り付けます。

機能門柱として、表札や照明と一体になったタイプもあります。
ポスト本体だけの交換なら比較的簡単ですが、支柱ごと交換する場合は基礎工事が必要になります。

形状別の交換費用と工事内容

ポストの形状によって、工事内容と費用は大きく異なります。

壁掛け型の交換費用

壁掛け型は作業自体はシンプルですが、単独での依頼の場合は出張費なども含まれます。

ポスト交換のみの依頼: 2万円程度〜
現地調査の後、別日に取り付け工事に伺うため、出張費や工賃が必要です。
既存ポストの撤去と新しいポストの設置、両方が含まれます。

処分費:
業者に処分を依頼すると別途費用がかかります。
ご家庭の粗大ごみとして出していただくのがおすすめです。

ポスト本体: 1万円〜7万円程度
シンプルなものなら1万円台から、防犯性の高いものやデザイン性のあるものは3万円〜7万円程度です。

埋め込み型の交換費用

埋め込み型は工事が複雑になります。

撤去費用: 1万円程度
周囲のモルタルやコーキングを削って取り外す必要があります。

設置費用: 8,000円〜2万円程度
新しいポストを埋め込み、周囲をシーリング材で防水処理します。
既存の開口部サイズと合わない場合は、ブロックの加工が必要になることもあります。

ポスト本体: 2万円〜5万円程度

埋め込み型で施主支給を検討される場合の注意
埋め込み型は既存の開口部の寸法により、取り付けられる製品が限られます。
また、寸法によって工事方法も変わるため、事前に業者と相談してから購入されることを強くおすすめします。
サイズが合わないポストを購入されると、追加工事が必要になったり、取り付けできない場合もあります。

独立型の交換費用

独立型はポスト本体のみか、支柱ごと交換かで費用が変わります。

ポスト本体のみの交換
撤去費用: 1万円程度
設置費用: 5,000円程度
比較的簡単な作業で済みます。

支柱ごと交換する場合
撤去費用: 1万円程度
設置費用: 1万5,000円〜3万円程度
地中の基礎部分を撤去し、新しい支柱をコンクリートで固める工事が必要です。

ポスト本体: 3万円〜10万円以上
機能門柱タイプは5万円〜10万円以上のものもあります。

外壁塗装と一緒なら工賃を抑えられる

壁掛け型のポスト交換を外壁塗装工事と一緒に行う場合、大幅に費用を抑えられることがあります。

一緒に行うメリット

外壁塗装の際には、既存のポストを一時的に取り外す必要があります。
その際に新しいポストに交換すれば、撤去と設置の費用がかかりません

ビス固定だけの作業なので、外壁塗装工事の中で対応できます。
単独でのポスト交換と違い、別途出張する必要もないため、その分の費用も不要です。

処分費について:
古いポストの処分は、ご家庭の粗大ごみとして出していただくのがおすすめです。
業者に処分を依頼すると別途費用がかかります。

施主支給もおすすめ

お客様ご自身でポストを購入して用意していただければ、本体代も抑えられます。
インターネット通販などで1万円台から購入できる商品も多数あります。

外壁塗装と一緒なら
壁掛け型ポストの場合、撤去・設置の費用はかかりません。
お客様がポストを用意される場合は、取り付け作業のみで対応できます。
ただし、埋め込み型や独立型の場合は、工事内容が複雑なため相応の費用が必要です。

ポスト交換のみの依頼

ポスト交換だけを単独で依頼される場合は、出張工賃が別途必要になります。
現場までの移動時間や、小規模工事の対応コストなどが含まれるためです。

ポスト交換で注意したいポイント

防水処理の重要性

特に埋め込み型の場合、周囲のシーリング処理が不十分だと雨水が侵入します。
シーリング材は紫外線で劣化するため、定期的なメンテナンスも大切です。

壁掛け型でも、ビス穴からの雨水侵入を防ぐため、適切な処理が必要です。

鍵の種類

防犯性を重視するなら、鍵付きポストをおすすめします。
シリンダー錠とダイヤル錠があり、それぞれメリットがあります。

シリンダー錠は開閉が早いですが、鍵の紛失リスクがあります。
ダイヤル錠は鍵不要ですが、番号を覚える必要があります。

サイズの確認

A4サイズの郵便物やメール便が入るサイズを選ぶと便利です。
投函口が小さいと、大きな郵便物が入りきらず、再配達になることもあります。

ポスト選びのアドバイス
ステンレス製やガルバナイズド処理された製品は錆びにくいですが、完全に錆びないわけではありません。
茅ヶ崎のような海の近くでは、定期的な手入れが長持ちのコツです。
また、蓋部分だけの交換で対応できる場合もありますので、まずは状態を確認されることをおすすめします。

ポスト交換は、形状によって工事内容が大きく異なります。
壁掛け型であれば比較的簡単で、外壁塗装と一緒なら費用も抑えられます。

お住まいの状況に合わせた最適な方法を、専門家に相談してみることをおすすめします。
茅ヶ崎市でのポスト交換工事は、ハーモニーホームにご相談ください。

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