1. 水性塗料と油性塗料、結局どちらがいいの?
2. 水性塗料の特徴
3. 油性塗料の特徴
4. 2026年、原油情勢が塗料選びにも影響しています
5. 部位による使い分けの考え方
6. 業者選びで確認しておきたいこと
水性塗料と油性塗料、結局どちらがいいの?
外壁塗装の見積もりを見ていると、「水性」「油性」という言葉が出てきて、どちらを選べばいいのか迷う方も多いと思います。
この2つは、単に塗るときに薄める液体が違うだけではありません。
水性塗料は樹脂を細かい粒子にして水に分散させたもの、油性塗料は樹脂を有機溶剤(シンナーなど)に溶かし込んだものと、塗料としての作られ方そのものが異なります。
どちらが優れている・劣っているという単純な話ではなく、それぞれ性質が異なるというのが実際のところです。
現場の状態や塗る部位に合わせて選ぶことが大切です。
水性塗料の特徴
水性塗料は、シンナーのような強い臭いが少なく、工事期間中を過ごすお客様への影響を抑えやすいという特徴があります。
安全性が高く扱いやすいこともあり、現在の外壁塗装では主流になっています。
・臭いが少なく、工事期間中の生活への影響を抑えやすい
・乾燥には油性塗料よりやや時間がかかる
・金属部分に使う場合は、専用の下地処理をすることで対応できる
以前は油性塗料に比べて耐久性が劣ると言われていましたが、近年は性能が向上し、遜色ない耐久性を持つ製品も増えています。
油性塗料の特徴
油性塗料は、乾燥が比較的早く、金属部分にも下地処理をせずに密着しやすいという特徴があります。
そのため、雨樋や破風板など金属を含む部材で選ばれることがあります。
・乾燥が早く、工程を進めやすい
・金属部分への密着性があり、下地処理の手間が少ない
・シンナー特有の臭いがあるため、工事期間中は換気や過ごし方への配慮が必要
水性塗料・油性塗料のどちらも、正しく施工すれば十分な性能を発揮します。
2026年、原油情勢が塗料選びにも影響しています
2026年に入り、中東情勢の緊迫化を背景に、シンナーや油性塗料の原料となる「ナフサ」の供給が不安定になっています(※1)。
これを受けて、大手塗料メーカーがシンナーや油性塗料の価格を引き上げる動きが相次いでいます。
こうした市況の変化は、塗料選びにも影響してくる可能性があります。
価格や在庫の状況も踏まえながら、現実的な選択肢をご提案できればと考えています。
部位による使い分けの考え方
一般的には、外壁には水性塗料、雨樋や破風板といった金属を含む付帯部には油性塗料が使われる傾向があります。
これは性能の優劣によるものというより、下地の素材や仕上がりに合わせた組み合わせとして定着してきたものです。
海に近いエリアでは、塩分を含んだ風により、雨樋や破風板といった金属部分の劣化がやや早まることがあります。
こうした部位については、素材や劣化の状態を見ながら、水性・油性どちらが合っているかをご提案しています。
私たちは、現場の状態やお住まいの環境に合わせて、水性・油性どちらも柔軟にご提案しています。
どちらか一方に決めつけるのではなく、その現場に合った組み合わせを一緒に考えることを大切にしています。
業者選びで確認しておきたいこと
水性・油性のどちらを選ぶか迷ったときは、次のような点を確認してみましょう。
・なぜその塗料を選んでいるのか、理由を説明してもらえるか
・部位ごとに塗料を使い分ける場合、その根拠が明確か
・臭いや乾燥時間について、事前に説明があるか
水性・油性のどちらにも、それぞれ適した使いどころがあります。
茅ヶ崎で外壁塗装のことが気になる方は、建物の状態をしっかり見ながら塗料をご提案しますので、ハーモニーホームまで気軽にご相談いただければと思います。
【参考にした情報】
※1 2026年の中東情勢緊迫化に伴うナフサ供給不安と、シンナー・塗料価格への影響について報じる複数の報道・業界情報(2026年3〜7月)
